研修テーマは「身体拘束」について。
今回の身体拘束研修は、私たち介護に携わる者の専門性向上にとって極めて重要な機会となりました。
身体拘束は、緊急やむを得ない場合に限り最小限度で許容されるべきものであり、その判断基準や適切な実施方法について深く学ぶことができました。また、身体拘束を未然に防ぐためのアセスメントの徹底や
環境調整、多職種連携の重要性についても再認識しました。
スタッフからの所感は、
「身体拘束を『やむを得ない手段』として済ませるのではなく、『どうすれば回避できるか』を常に考える
姿勢が大切だと思いました。」
「身体拘束は一見、利用者の安全を守るために必要な措置のように思えることもありますが、その実態は本人の自由や尊厳を大きく損なうものであることに気づかされました。介護の本来の目的は、その人らしく生きることを支えることにあるはずで、拘束という手段はそれに反するものだと感じました。もちろん、転倒の危険がある場合など、現場では難しい判断を迫られることもあると思います。しかし、可能な限り拘束に頼らず、利用者一人ひとりの状態や背景を理解し、代替手段を模索することが大切だと思います。」
「身体拘束は、原則としてあってはならないことだと学びました。怪我防止等の理由があっても、関係者や家族と情報共有を徹底し、身体拘束につながらないように努めたいと思いました。」
本研修で得た知識と技術を日々の介護実践に活かし、利用者様が安全で安心に過ごせる介護環境の実現に貢献してまいります。ヒーリングケアはこれからも継続的に学びを深め、より質の高い訪問介護サービスの提供に努めてまいります。